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悪魔から愛されて

第22章 旅行



飛行機は函館の空港に到着した。

「圭吾…函館だよ…本当に来ちゃったね…」
「…恵美…子供みたいに嬉しそう…」


私達は、函館の夜景を見る予定にしていたため、それまでホテルでゆっくり休むことにした。

チェックインを済ませて、部屋に入ると大きなガラス窓から、海が見える部屋だった。



海は太陽に反射してキラキラと波打っている…

窓を開けると、心地よい海の香が気持ち良い…

私は海を見ながら大きく深呼吸した…



すると…ふわっと体が浮いた…
龍崎さんが、私を抱き上げてくれた…
いつもより高い位置からの景色と、龍崎さんの腕の中に心臓がドクンと鳴る…

「…圭吾…」
私が龍崎さんの首に腕を回すと、優しく熱を帯びた目が注がれる…

そのままベットにそっと降ろされると、龍崎さんは私の頭の両側に手を着いた…
私の上に覆いかぶさるようにして私を見つめる…
顔が近く、私は顔が赤くなる…


「…恵美…愛してる…」
「…うん。私も大好き…」


塞がれる唇…

ゆっくりとした動きに焦らされる…

浅く入れられた舌がもどかしい…

圭吾の舌を追って私の舌が外に出る…



「…恵美…厭らしくて…たまんない…」
「…いや…圭吾…」
「…嫌なの…やめる…」
「…やめないで…」
「…いい子だ…」



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