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悪魔から愛されて

第23章 合コン



朝、圭吾は椅子に座りネクタイを結びながら、朝食を食べようとしている。

「…圭吾…」
「…ん?なに?」
「今日…ちょっと…京子とか会社の女子会があってね…」
「…うん。」
「す…少し…遅くなるけど…良いかな?」
「…うん。楽しんでおいで…恵美…顔が赤いけど…大丈夫?」



…圭吾は鋭いから…

…危なかった…

…バレてないよね…





“それでは、僕たちの出会いに…乾杯!!”


取引先の男性社員が5名と私達5名での合コンだった…

それぞれ自己紹介して楽しい雰囲気で合コンが始まった。

「鈴木さん、恵美ちゃんって呼んでいい?可愛いよね。彼氏いないの…?」
「え…えっと…彼氏は…います…」
「…残念だな…でも、浮気しちゃいなよ…恵美ちゃん、俺のタイプだし…」

私は愛想笑いをして、聞き流していた…

隣の京子は、かなりお酒を飲んでいて…酔っている…

「恵美ちゃん…俺は“亮”…仲良くしようよ…」

亮は、私の隣に席を移し、私の腰に腕をまわした…

「あ…あの…亮君…私…ちょっと…トイレ行ってくるね…」

私はその場から離れるために、トイレに逃げた…

“はぁ~嫌だな…帰りたい…”

小声で呟きながら、トイレから出ると入り口に亮がいた。




「恵美ちゃん…帰りたいの?…送るよ…」






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