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悪魔から愛されて

第23章 合コン





誰かが、私の手を握っている…



温かい手…



…最後に圭吾に会いたかった…




微かに声が聞こえる…



私の名前かな…



低くて…優しい声…





“恵美…恵美…恵美…”




誰だろう…




重い瞼が、少し開きそう…
眩しい光…



「め…めぐ…恵美!!」



私はそっと目を開けることが出来た…
私…生きてるの…




私の手を握り、横にいるのは誰…




圭吾が、私の目の前にいるの?
「…け…い…ご…」



「…恵美…わかるか…恵美…」
心配そうな顔で私を覗き込んでいる。



「…会いたかった…圭吾に…」



「ずっと…ずっと…ここに居るよ…恵美…すまない…」

…圭吾…泣いてるの?…




どうやら、事故は3日前。
私は病院のベットで3日間眠り続けていたようだ…

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