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悪魔から愛されて

第23章 合コン


圭吾は私の手を握り、涙を流してくれていた。

「…恵美、俺が悪かった…やきもちを妬いて…バカだった…本当に…すまない…」

「私の方こそ…圭吾に嘘をついたし…こんな事故に合うなんて…ごめんなさい。
私ね、眠っている間…ずっと圭吾に会いたくて…死んでしまうなら、最後に会いたい思ってた…」



「…恵美…」



圭吾は私の額に、ふわっと口づけた…
温かくて…優しい感触…



“ゴホッゴホッ…”
後ろから咳払いが聞こえた…

早乙女さんと京子が来てくれていた。

京子が泣きながら近づいてくる。
「…恵美…ごめんなさい…こんなことになるなんて…
合コンで、襲われてた事を後から聞いたの…本当にごめんなさい…」

「京子…大丈夫だよ…もう済んだことだから、気にしないで…」
私は京子の手を握った…

思い出したように、京子がもう一度話し始めた。
「そういえば、恵美を襲った“亮”っていう男はね、あの日の帰りに、酔って電車のホームから落ちて、亡くなったらしいよ…」



「…っえ!」




驚く私を見て、早乙女さんが笑みを浮かた…
「きっと…罰が当たったんだろうね…」






“…早乙女さん…もしかしたら…”









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