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悪魔から愛されて

第6章 抑えられない気持ち


暫くすると…



カチャ…ドアの空く音がして誰かが部屋に入って来た…

コツコツコツ…音が男性の靴のようだ…

「鈴木さん…大丈夫かな…」

どこかで聞いたことのある声…



…っあ…この声…まさか…



「龍崎だけど、入って大丈夫かな?」


なんで…ここに部長が…だめ…今…会いたくない…



カーテンが少し開けられ、龍崎部長が入って来た。
「さっき、マネージャーから聞いてね…君の体調が悪いと言うから心配したよ…」

「あ…あの…もう大丈夫です…ご心配おかけしました…」

「…そう。良かった。」

「あの…龍崎部長…」

「…っん?なに?」



自分が抑えられない…

私、何を言おうとしてるの…

自分に嘘がつけない…

助けて…



「あの…昨日の…続きを…」

「昨日の続き?」

「続きを…して欲しい…です。」

「なんの続きかな?」

「だから…あの…昨日してくれた…」

「何をしてあげたっけ?言ってくれないとわからないよ。」

「私に…き…キス…してください…」


私、何を言ってるの!…



龍崎部長の目が優しい目に変わった…



「…いい子だ…良く言えたね…たくさんあげるよ…」


龍崎部長は私の顎を引き上げると、軽く口づけを繰り返した…

チュッ…チュッ…医務室に音が響く…



唇だけの軽い口づけだけなのに…溶けてしまいそう…気持ち良い…











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