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悪魔から愛されて

第6章 抑えられない気持ち

…翌日…


「ねえ…恵美それでさぁ…彼がね…うふふ…」
元気になった京子は今日もランチを食べながら、彼の話に夢中になっている…


…よかったね…京子…
いつもの穏やかな日常、ランチ時間に笑みがこぼれた…


ただ…私だけは…穏やかな日常では無かった…


あんなに健斗を求めたのに、まだ体の火照りは収まらない…
体の奥がぞくぞくする…
顔が上気して赤くなってないか心配していると…

「恵美、なんか顔が赤いけど…熱でもあるんじゃない…」
京子が私の額に触れた瞬間にびくっとしてしまう…
「ごめん京子…風邪かもね…医務室で薬もらってくるよ…」
「私も一緒に行こうか?」
「大丈夫…京子にうつすと嫌だから一人で行くよ…」
「…うん。じゃあマネージャーに伝えとくね…」
「ありがとう。伝えといて…」



コンコンコン…カチャ…

医務室の扉を開けると、看護師の可愛い女性が振り向いた…

「…あの…熱があるみたいで…少し休んで良いですか…」
「大丈夫ですか…、鎮痛解熱剤お渡ししますね…」
「少し休むと良くなりそうです…奥のベットよろしいですか?」
「もちろん…ゆっくりしてください…でも私これから少し外出するので、遠慮なく寝ててくださいね…」
「ありがとうございます…」


よかった…少し一人で落ち着こう…
ベットに横になり目をつぶった。
疲れていたこともあり、すぐに眠っていたようだ…。

どれくらい寝ていたのかな…

時計を見ると、30分以上寝ていたようだ…


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