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悪魔から愛されて

第1章 不思議な出会い

その夜…またいつもの悪魔が夢に出てきた…

しかも、龍崎部長を見たからなのか、やけに鮮明に顔が見えた。
その顔は龍崎部長そのものだった…
悪魔は何か私に話しかけたように感じる…
…リリス…リリス…


目が覚めて…私はベットから飛び起きた…
なんで、こんな夢を見るの…でも悪魔は優しい感じがする…
…なぜ…
でも悪魔は私に…リリスって言ってたけど…
誰の事なんだろう…


私がベットで起き上がっていることに健斗が気づいた…

「恵美…どうしたの…寝られないの…」

眠そうな目で健斗が心配そうにしている…

「大丈夫…ちょっと夢見てたみたい…」


健斗は無言で私を抱き締めてくれたが、すぐに寝息を立てて眠ったようだ…

「健斗…起こしちゃってごめんね…お休み…」
私は小声で呟き、もう一度目をつぶった…

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