悪魔から愛されて
第2章 悪魔の妻
今日は午前中から眠いミーティングだ…
朝から健斗に抱かれて、さらに眠気が襲う…
話の長いマネージャーがもう30分以上話してるし…
私は眠気と戦いながら、あくびを我慢するのが大変だった…
突然、ミーティングルームのドアがそっと開けられた。
入って来たのは…
龍崎部長だった…
私は一気に眠気が吹き飛び、緊張が走った…
なんでこんなに緊張するのか自分でもわからない…
気のせいかも知れないが…
龍崎部長と目が合うような…
私…見られている…?
ミーティングが終わると、龍崎部長は何も言わず部屋を出ていった…
マネージャーは龍崎部長に緊張したのか、ハンカチで汗をぬぐっていた…
「いきなり部長が入ってくるから…俺も緊張したよ…なんで来たんだろう…あの人の目は冷たい感じで恐いよ…」
確かに龍崎部長は整った顔立ちで、鋭く冷たい目をしている…
ただ…
なぜか…
その目に引き込まれるような感じがする…
逃げられないような…