悪魔から愛されて
第18章 愛している人
私は龍崎さんのマンションのリビングに座った。
というよりも、運ばれたようだ…
酔いがまわり、かなりフワフワした気分だった。
「鈴木さん…僕は構わないけど、高山君に連絡してあるのか?」
「大丈夫で…す。京子と朝まで飲むこともあるので…」
「お前たちは…そんなに…飲みすぎだろ…」
龍崎さんはお酒ではなく、ミネラルウォーターに氷を入れて私に渡した。
「冷たくて…美味しい…ありがとうございます…」
「君はもうこれ以上お酒は止めたほうがいいな…」
「嫌です…。もう少し一緒に飲みたいのに…」
「可愛い我儘だが、ダメだ…」
私は龍崎さんの飲んでいるワイングラスを取ろうとしてバランスを崩した。
前に倒れそうになる私を、前から受け止めてくれたため、抱き着く姿勢になってしまった。
龍崎さんの香がする…
腕の中が温かい…
気持ちがいい…
私は思わず龍崎さんの胸に顔を埋めた…
ゆっくりした心臓の音…
どこか懐かしい…
私…この腕の中にずっといたい…
「鈴木さん…大丈夫か…?」
「龍崎さん…」
「…うん。どうした…」
「私…あなたが…」
「…っえ…」
「あなたを…愛して…います…あなたじゃないと…」
「…鈴木さん。少し飲みすぎのようだね…」
「違います…あなたじゃないと…私は…だめなんです…」
「鈴木さん…後悔するぞ…一刻の気の迷いだ…」
「今日は…眠らせないで…ください…いつもあなたは、私を眠らせて居なくなってしまう…」
「…それは…お前のために…」
「龍崎さん…私にキスしてください…」
もう止められない…
自分の気持ちに嘘はつけない…
私は…この人を…愛している…
「…恵美…」
「…龍崎…さん」
そっと重ねられた唇…
もっと…
もっと強く…
もっと深く…
優しい口づけがじれったい…
私からすがり付くように口づける…
「…恵美…これ以上は…俺も自分が止められなくなる…」
「…お願い…あなたが…欲しいの…」
というよりも、運ばれたようだ…
酔いがまわり、かなりフワフワした気分だった。
「鈴木さん…僕は構わないけど、高山君に連絡してあるのか?」
「大丈夫で…す。京子と朝まで飲むこともあるので…」
「お前たちは…そんなに…飲みすぎだろ…」
龍崎さんはお酒ではなく、ミネラルウォーターに氷を入れて私に渡した。
「冷たくて…美味しい…ありがとうございます…」
「君はもうこれ以上お酒は止めたほうがいいな…」
「嫌です…。もう少し一緒に飲みたいのに…」
「可愛い我儘だが、ダメだ…」
私は龍崎さんの飲んでいるワイングラスを取ろうとしてバランスを崩した。
前に倒れそうになる私を、前から受け止めてくれたため、抱き着く姿勢になってしまった。
龍崎さんの香がする…
腕の中が温かい…
気持ちがいい…
私は思わず龍崎さんの胸に顔を埋めた…
ゆっくりした心臓の音…
どこか懐かしい…
私…この腕の中にずっといたい…
「鈴木さん…大丈夫か…?」
「龍崎さん…」
「…うん。どうした…」
「私…あなたが…」
「…っえ…」
「あなたを…愛して…います…あなたじゃないと…」
「…鈴木さん。少し飲みすぎのようだね…」
「違います…あなたじゃないと…私は…だめなんです…」
「鈴木さん…後悔するぞ…一刻の気の迷いだ…」
「今日は…眠らせないで…ください…いつもあなたは、私を眠らせて居なくなってしまう…」
「…それは…お前のために…」
「龍崎さん…私にキスしてください…」
もう止められない…
自分の気持ちに嘘はつけない…
私は…この人を…愛している…
「…恵美…」
「…龍崎…さん」
そっと重ねられた唇…
もっと…
もっと強く…
もっと深く…
優しい口づけがじれったい…
私からすがり付くように口づける…
「…恵美…これ以上は…俺も自分が止められなくなる…」
「…お願い…あなたが…欲しいの…」