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秘蜜の保健室〜先生と私のイケナイ関係〜

第6章 卑劣なワナ

私が積極的に美奈子を名前で呼んだのに

彼女は、私に他人行儀だ



それが私の


不満



何時までも保健室には居れない


私は、ずっと美奈子と居たいのに



渋々と保健室を


出る




「あ、橋本さん
ちょうど良かったわ」



私が保健室を出たところで、声をかけられる



担任の金子先生だ


「あ、気分が悪くなって、保健室で休んでいました」


「それは、良いのよ
無理はいけないわ」


なんだろう?



少し、違和感が

する



「橋本さん、放課後なんだけども」


「?」


「生徒指導室まで来てくれる?」


「どうして……ですか?
私、なにか問題でも?」


生徒指導室は、問題を起こした生徒が

教師と面談をする部屋だ


私は、優等生だから


そんな部屋へ呼ばれるわけが


ない



「あ、心配しないで
橋本さんが校則を破ったとか、そんなんじゃないの」


「あの……だったら
どうして?」


「そうね、橋本さんへの虐めの事で、
経過観察と言うところかしら」


私とそう身長が変わらないのに


金子先生が見下ろすような目で私を


見る




「虐めなら……
今のところ、なくなってます」

「そうね、でも……」


金子先生の目が、今度は妖しく


光る




ゾクゾクとする


「橋本さんは、虐めで心が不安定になったのよ」


金子先生の手が伸びて、私の頬に

添えられる



私は、鼓動が早くなる思いがした



「だからなのね……
武藤先生と、あんな……」

「!」



「悪くしないわよ、あなたにも」



私は、戦慄を覚える



「武藤先生にも……」




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