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秘蜜の保健室〜先生と私のイケナイ関係〜

第2章 ハジマリの午後

それまでの私は、気分が悪くなっても保健室へ行くことを

躊躇っていた


私は成績が良いうえに美少女だから

敵も多い

少しでも弱いところを見せると

直ぐに攻撃されるから



だから、我慢して

我慢して


そして、倒れてしまった


「橋本さん、無理しちゃダメよ」

先生は、優しかった


「はい、もう大丈夫です
ありがとうございました」


私は立ち上がろうとした

早くクラスメイトの元へ戻らないと

きっと、みんなわたしの事をヒソヒソ噂している


ところが

足元がふらつく

私が倒れそうになると、先生が抱き留めてくれた

柔らかい胸に私は顔を埋める

「あっ……」

私は声をもらした

「橋本さん、無理しちゃダメって言ったのに
あなた、熱中症になったのよ、安静にして」


大きな胸に顔を埋める私を

先生が優しく頭をなでてくれる


胸がキュンとした


女の人なのに逞しい

強くて

でも柔らかい


私は、ずっと抱きしめてもらいたくなった


先生の背中に手を回し、

ギュッとした


「は、橋本さん?」


先生は戸惑っていた

「すみません、先生の体温が心地よくって」


先生からは良い匂いがした


汗と香水と混じった匂いだ

私は、先生の胸に顔を埋めたまま


思い切り、匂いを嗅いだ




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