秘蜜の保健室〜先生と私のイケナイ関係〜
第2章 ハジマリの午後
体育祭は6月の始めに開催される
私は朝から憂鬱だった
まともに走れないのに
100m×4リレーへ出なければならない
クラスのイジワルな子らの組織票で決まったのだ
私をアンカーにして恥をかかせる作戦だ
午前の競技の目玉であるリレーは注目される
出走時刻が迫ると、お腹が痛くなる気がした
泣きたい
でも、私が泣くとイジワルな子らが喜ぶ
だから、我慢する
そして、リレーのスタートを告げる号砲は
鳴った
次々とバトンが渡り
アンカーの私へと最後のバトンが渡される
私のクラスは、4チーム中2番手だった
3番目の走者が、必死の形相で走ってくる
私は、バトンを受けると
走った
でも
ひとり
ふたり
次々に抜かれて、最下位に
なる
せめて、惜敗したい
必死で追いすがると
1番手を走っていた子が転んで
巻き込まれて2番手、3番手の子も転ぶ
遅れていた私は、巻き込まれずに
そのまま1番でゴールした
リレーの仲間が駆け寄ってきて
私に抱き着く
息が苦しくて目が回る
彼女たちの声が段々と遠くに聞こえるようになり
そこで、私の記憶は途切れた
目を覚ますと
私は保健室の中にいた
私は朝から憂鬱だった
まともに走れないのに
100m×4リレーへ出なければならない
クラスのイジワルな子らの組織票で決まったのだ
私をアンカーにして恥をかかせる作戦だ
午前の競技の目玉であるリレーは注目される
出走時刻が迫ると、お腹が痛くなる気がした
泣きたい
でも、私が泣くとイジワルな子らが喜ぶ
だから、我慢する
そして、リレーのスタートを告げる号砲は
鳴った
次々とバトンが渡り
アンカーの私へと最後のバトンが渡される
私のクラスは、4チーム中2番手だった
3番目の走者が、必死の形相で走ってくる
私は、バトンを受けると
走った
でも
ひとり
ふたり
次々に抜かれて、最下位に
なる
せめて、惜敗したい
必死で追いすがると
1番手を走っていた子が転んで
巻き込まれて2番手、3番手の子も転ぶ
遅れていた私は、巻き込まれずに
そのまま1番でゴールした
リレーの仲間が駆け寄ってきて
私に抱き着く
息が苦しくて目が回る
彼女たちの声が段々と遠くに聞こえるようになり
そこで、私の記憶は途切れた
目を覚ますと
私は保健室の中にいた