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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第7章 隠しきれないもの

「咲ちゃん、準備できたから、機械入れていくよ。指より太くて大きいから、ゆっくり入れていくね」

ピタッと、冷たいものがわたしの穴に当てられて、体が跳ね上がる。

「咲、息して。深く」

春ちゃんがまた、吸って吐いてを促していく。
吐いた瞬間に、ゆっくりと異物が中へと入ってきた。さっきより苦しくて、痛みもある。

「いっ……いた、い」

「ごめんね、痛いね。もう少しだけ沈めていくよ」

まだ入るのかと思っていると、お腹の内側にしっかりとそれは入ってくる。
わたしの穴は、それを咥え込むようだった。
恥ずかしくて、泣きそうになるのを必死に堪える。

「咲ちゃん、全部入ったよ。頑張ったね」

「んっ、んっ、」

泣くのを堪えて、息をする。
春ちゃんが、苦しそうにするわたしの頭を撫でた。

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