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「お、おい、みりか。本当に大丈夫なのか？」


「大丈夫だよ！ 私こう見えても先生に褒められるんだよ？」


「マジか…」





「敬人くん、悪いけどみりかと留守番頼むわね」


「任せてよ、ママ。 ね、敬人？」


「あ、はい…」




そんなこんなで、みりかと2人きりになるようだ。


俺、普通でいられるかな？







そうこう言っている内に旅行の日。








「みりか、火の元気を付けるんだぞ！」


「夜は早く寝なさいね！」



「分かってるってば！！ 早く行きなよ！！」



「悪いけど、敬人くん、みりかを頼むわね」


「あ、はい…」


「敬人困らせる程子供じゃないもん！」



「はいはい、行ってきまーす」


「ママ、パパ、行ってらっしゃい」


「…い、行ってらっしゃい…」




本当にみりかと2人きりの生活が始まってしまった。




「あ、そうだ、敬人！ 今日の晩御飯カレーで良い？」


「え？ あぁ、良いけど… お前作れんの？」


「家庭科クラブバカにしないでよね！ カレー以外も作れるもん！ 明日は美味しい物作ってあげるから！！」



「いや… バカにはしてないけど…」