テキストサイズ

となりのにぃに

第11章 いざ、デート当日

その後、ゆっくりグッズを見て回った。


「敬人にぃに、見て? このハンカチすごく可愛い!」


「この下敷きも良いなぁ」



私がはしゃいでるのを、にぃにはニコニコ見ていた。




「みりか、どれか欲しいのか?」


「うん、欲しいけど私のお小遣いじゃ足りないから、見てるだけで満足だよ!」


「どれが1番欲しい?」


「え? 下敷きかなぁ」


「買ってやるよ」



サラッとにぃにが言った。




「良いよ、そんなの! チケット代も出してもらったのに!」


「みりか、これデートだろ? だったら俺は彼氏だ。彼女の欲しい物1つ買うくらい普通だろ?」


「良いの? 本当に?」


「良いよ。下敷き、買ってやるよ」



サッと下敷きを持ってレジに行っちゃった。



「ほらよ、みりか」



袋に入った下敷きを手渡してくれた。



「ありがとう、敬人にぃに!」


「なぁに、今日は姫の要望を全部聞いてやるよ」




姫だって/// 嬉しい…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ