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無人島行ってみた話

第6章 ドン引き

安藤は逆に、まったく真由美さんと目を合わさない。

絶対、なにかあったな。

朝食が終わったあと、鍋のセットを簡単に洗って片づけ、コンロにしていた石をバラす。

一斗缶や、ペットボトル等、サバイバルに使った漂流物は、指定された所に集めて、テントもバラした。

なんか、思っていたサバイバルより、楽しかった。真由美さんが張り切っていろいろしてくれたからってのもあるが、自分らでとったものを食べ、水も煮沸して飲む、普段は水道捻ったら出るもんだけどね。それがあって、普段の生活のありがたみがわかりましたね。

迎えの船がくるまで日光浴と海水浴。安藤が、「着れた!」と言って、拾った女子用スクール水着を着て泳いでいたが、かなり無理をして着ていたため、尻が食い込んでいた。

着替えのため、自分のバッグからシャツを出そうとする安藤。なぜか、1枚ないことに気付く。

ろ過装置の最後に詰める布に使ったと言ったら、お気に入りのシャツだったかして、ショックと怒りで項垂れていた。

勝手に使うなと言われたが、お前のシャツがあったから、美味しい水が飲めたと言ったら、まんざらでもない様子でした。まあ、本当は2対1で言いくるめたらなんとかなったって話ですがね。

断片的になりましたが、ここまでが無人島であったサバイバルの話です。

え?
もう終わり?て、感じですよね。

はい、所々思い出しながら、桂木さんとの話も入れて、こんな感じです。

ただね……翌年の話が次の次の章にあるんですよ。

さて、ドン引きな話はここからです。

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