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無人島行ってみた話

第6章 ドン引き

いくら女好きとはいえ、場所も考えろよ。
桂木さんは、あれをよく抱けたなって意味で、かなり引いていた。

僕も気になったことを聞いた。

「お前、避妊したか?」

「いや、無いから外に出そう思ったら、間に合わなくてさ」

「まさか……中?」

今ではAVでも中で放出するのは、よく見られるのだが、当時は中ってのは妊娠を許可した間でなければなかなか出来ないものだった。安全だと言われても、嘘を言って妊娠させて責任をとらせる女もいたからね。

それだけに、安藤の口からYESが発せられた時、引いてしまいましたね。


桂木さんは、安藤の肩に手をまわし、横になってる真由美さんを指差し、

「いいのか? あれだぞ」

大きなお腹をボコンと出し、わき腹をボリボリとかく真由美さんを見て、安藤は言った。

「あの時の僕は、どうかしてたんです」

今では、かなりの問題発言になるだろう。

正直、真由美さんがパンツ手に持った状態で海から上がってきた時、僕のヘソの下のミートスティックがピクンとなったのは確かだ。

だけど、ムラムラまではなかったなぁ。無人島で一緒だったから、そこまでの感情がわかなかったのかもしれない。

てか、大自然の中、9歳上の女性相手に安藤はやっちまったって話ですわ。

今では、笑い話だが、あの時は、ドンドン引き引きでしたわ。




港に到着した時、四人が向かったのは、海鮮食堂。


現実に戻ってきたぁ~て感じでした。

海鮮丼、美味かったなぁ。

真由美さん、鉄火丼と海鮮焼きそばとビール二杯いっちゃってました。これもドン引きでした。

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