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無人島行ってみた話

第9章 奇跡は起きた

なんか、この二人だとバタバタしながら一日を過ごしていたような気がしてならない。

余裕を持った行動が出来ていない。我々の知識不足もあるだろうし、自然好き、山好き、アウトドア好きだけでは、なにも出来ないのだよ。いろいろなことを勉強して挑んだわりには、たいしたことが出来ていない。島が小さいのも理由だと当時はほざいていたが、どんな過酷な状況でも生き抜くことがサバイバルだということを忘れていたのだ。

自然のままの海や山の幸を味わい、快適に島を堪能し、のんびりと楽しむことを考えていたに違いない。

後にこの話を、桂木さんが真由美さんにしたらしい。そうしたら、充分過ぎるほど生き抜いてるじゃないかと言われたそうだ。

これを書いてる少し前にも会って話をしたんですが、サバイバルは楽しむものじゃない。生きるためのものと言ってました。体験型のサバイバルレジャーみたいなのはあるが、本当に生きるか死ぬかのとき、それが出来るのか……て出来ないよなぁ。

まあ、サバイバルに味噌ってのもあれだったが、考えたら、真由美さんの生きるパワーの前では、我々二人プラス安藤では、足元にも及ばない


近付けねえよ。

まあ、抱いたやつはいるけどね。

上手くゴミを利用したりさ、場所を見て、どこになにが生えてるか見定めて、獲物がいたらどう捕らえるかを判断して行動する。すげぇわ。

しかも、あの時、妊娠してたっていうじゃない。

超人だわ。

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