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無人島行ってみた話

第10章 いざ、港へ

「帰るで」

は?

なにがどうしたと体を起こして海を見ると、一隻の船が来ていた。

それは、我々をこの島まで送ってくれた船だ。

おじさんが、「今晩から急激に天候が悪くなるぅらしいから、迎えに来たでな」

はあ? どゆこと?

なんか、進路を変えた台風の影響で、嵐になるとか。嵐になると、この島は上までいかないと、波にさらわれるらしい。

どんな島やねん。

そりゃ、草木も少ないし、動物もおらんわけだ。


そんな島で死ぬわけにはいかない。喜んで船に乗りました。

港に着くまで、ボォーっとしてたなぁ。たぶん熱中症かなんかになってたんだと思う。

港に着いたら、嬉しいことに、島を貸してくれた方が、お風呂に入らせてくれて、しかも、夕食までご馳走してくれたんですよ。海の幸、山の幸、ご飯も目一杯食えと、ありがたかったよぅ。

しかも、部屋を貸してくれて一晩泊まってけって、感謝だよ。桂木さんは遠慮なく、ビールガンガン飲んで、「いい体験させてもらいました! ありがとうございます」て、散々文句言ってたのにね。

まあ、ザックリとした思い出話でしたが、いかがだったでしょう?

なんか、桂木さんとの話の食い違いがあって、ナニが事実かわからんようになってましてね。まあ、読んでくださってる方には、事実だろうが偽りだろうが、わからないことなんですが、ノンフィクションで書いてますから、やっぱりちゃんと書きたいじゃないですか。

覚えてる部分しかかけないし、当時の心境なんかもわかんないしね。

てなことで、無人島話、お開きでございます。

駄文、大変、失礼いたしました。

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