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無人島行ってみた話

第2章 集合、上陸

以前、3泊した方が、トムソーヤハウスと言われるツリーハウス的な物を作ったまま放置して帰ったそうで、そのため、木の上のツリーハウスを作るのは禁止ともあった。

やってみたかったんだけどなぁ。

いよいよ、船に乗って島に向かう。今回は、我々だけのようで、安藤は若い女性の参加者がいないことに落胆していた。

僕は、ドキドキとワクワクが一緒になって、ドクドクしてきた(わけわからんわ!)

船の中で、桂木さんが安藤のバッグの中を見る。着替えの下着に、上下のジャージ、シュノーケルセット。まあ、そこは許そう。

CDラジカセ、ウイスキー、お菓子にカップ麺、酒のあて、ポケットティッシュ数個に、雑誌Cream⇦ちなみにこれ、美少女ばかりのパンチラとか際どいセミヌードのグラビアを集めた、写真雑誌。

桂木さんは大ウケ。

僕も思わず、「おい、旅行やないぞ。サバイバルやぞ」と突っ込んだ。

本人は万が一の非常食とか言っていたが、無人島で自給自足をしようってことで行ってるわけで、食えない時は食えない。それがサバイバル。食料とラジカセとCreamは、港の事務所に預かってもらいました。

そして、ついに無人島に到着。

ほんま、自然そのものの島ってのは初めてで、いかにも漂流して流れ着いたのがここだって感じ。わかる?

初めてくる登山の入り口を見る以上に身震いがした。

後ろを向けば、海。正面は砂と砂利の浜辺、奥には岩と森。

安藤は、「うわ、ほんまに島や……」と目を丸くしている。

ちなみに、企画したのは安藤だ。

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