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たんたんたぬきポエム

第5章 生と性と精

歳を取ると性欲は衰えると思っていた。

だけど、歳を重ねるごとにエロさが増していく。
ちょっとしたことで勃っちゃう思春期の少年の頃のようだ。

歳を取っても死ぬのは恐い、死にたくない。
寿命というものを受け入れて穏やかに死ぬことはとてもできそうにない。

エロさは生への執着の裏返し。
寿命が減るに連れ、自分の遺伝子を継ぐ命を遺したい欲望が増している。

自分は死すとも命は繋がっていく。

ああっ、セックスがしたい。
ヤリたい。
中に出したい。
君を身籠らせたい。

そんな欲望は今日も大量の精子を飛ばす。
精子の量も濃さも衰えるどころか激しさを増している。

これを中に出せば妊娠だ。

今日も虚しく精子を殺す。
どれだけの精子を殺してきたのだろう。
どれだけの精子を殺して生きていくのだろう。

失われた命にチンコンを捧ぐ。
アーメン、ザーメン。

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