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仔犬のすてっぷ

第33章 蜜の夜は・・・(性的表現あり〼)


「・・・そ、そら?きみ、ところで……ずっと一緒にいるけれども。
どうするつもりなんだい?」
「…そりゃ、おま……優希のお手伝いを、だな?」


て、手伝う?!手伝うって、何を??

「まず、このまんまだと奈緒ちゃんは一人じゃシャワー浴びるのなんて無理だろ。誰かが介助しないとな。
それに、お前だってホントは立って歩くのもしんどいくらい体に来てるんだろ?お前だって介助じゃなくても補助はしないと…」

……そ、そりゃそうだけど……
恋人同士が介助や補助を受けて “そんなこと” をするなんて、聞いた事がない。


「気にすんな。俺は爺さんや婆さんの介護だって出来るんだぜ?なんたって、介護初任者の資格、持ってるしな☆」

…そりゃ、すごい。ボーイズバー首になったとしても、老人ホームなんかで食ってけるじゃん!


「…って、そーゆーことを聞いてるんじゃなくて、ね?解るだろ〜?!」

やっぱり、第三者がいる状態で愛し合うなんてこと、出来るわけがない。

「…お前こそ、今がどういう状態なのか、解るだろ?!体裁なんか気にしている場合じゃないんだぜ?」

うっ……確かに、それは正論だけど。


「兎に角、奈緒ちゃんは俺が付き添って介助する。お前も風呂ぐらいなら入れるんだろ?
俺が何か悪さするか気になるんなら一緒に入っちまえ!」

……いや、まあ…君が奈緒ちゃんにどうこうする気は無いだろうって、信用はしてるよ?
してるけど……。




「君の体の方はいまいち信用できないようなんだけど……」

どんなに正論を言っても、どんなに真剣な顔をしていても。


「………君のそれは…どうしてそんなに元気になってんだ?(汗)今は出番はないでしょうが」

「あ…いや、まあ、その…男の性ってやつ?いやあ、体を騙すのって、なかなか骨が折れる」

はははははっ★と高笑いする蒼空を、僕はため息を付きながらじと〜っと見つめた。


とはいえ、いつまでもこんな事してる場合でもないんだよね……。



……仕方がない。よろしく頼むよ、蒼空。







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