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僕達の日常-血始し編-

第1章 〜プロローグ〜

◇桃谷商店街◇

「南か」

「こんな所で、会うなんて奇遇だな」

店を出て、商店街の中を歩いてると、若い男性2人組が南君に話しかけてきた。

「ホントだね」

「南、知り合い?」

俊樹君が聞くと、南君は頷く。

「うん、この2人は僕の従兄弟なんだよ」

「従兄弟の、米内晴希(よないはるき)だ
よろしくな!」

「晴希お兄ちゃんは、僕の叔母の息子なんだ」

「そうなんだ」

晴希さんは、明るく気さくなお兄さんってイメージがある。

「同じく従兄弟の、村瀬翔陽(むらせしょうよう)だ」

「翔陽お兄ちゃんは、僕のもう1人の叔母の息子なんだ」

翔陽さんは、冷静沈着な雰囲気のお兄さんってイメージだ。

「早速、友達3人も出来たんだな」

「うん♪」

翔陽さんの質問に、南君は嬉しそうに答える。

そこで、僕達も晴希さんと翔陽さんに自己紹介する事にした。

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