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僕達の日常-血始し編-

第2章 ~3人それぞれとの放課後~

「俺も、道場があるし帰宅部かな」

3人揃って、帰宅部ってちょっとした偶然だなぁ。

「数多君は、道場の後継ぎ?」

南君の質問に、数多君は頷いて口を開く。

「本当は、従兄が継ぐ筈だったんだけど、ちょっとした事情で俺が後継ぎに」

深くは聞かないけど、後継ぎ問題って色々あるんだね。

「でも、それだと従兄の人に恨まれたりは?」

「いや、従兄は喜んで祝福してくれたぞ」

「そうなの?」

従兄の人、継ぐの嫌だったのかな?

「従兄も、郁と同じで自分の好きな事と、恋人にも時間を費やしたいみたいなんだ」

それで、従兄の人と恋人さんはアパートで2人で暮らしてるんだ。

「そういえば、ジークンドーでは数多君と従兄の人のどっちが強いの?」

あとで聞く予定の質問を、先に南君が聞いてくれた。

僕も気になってたから、丁度良かった。

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