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僕達の日常-血始し編-

第2章 ~3人それぞれとの放課後~

このあと、数多君は従兄のお見舞いに行く為、本屋を出て行った。

「従兄の人、自分の恋人のお見舞いを数多君に頼むなんて、よっぽど信頼してるんだね」

僕だったら、自分の従兄弟に恋人のお見舞いに行かせないかな。

「お見舞いに行かせる程、従兄も従兄の恋人さんも、数多君に気を許してるのかも」

「でも、エロゲやエロ漫画だったら、そこから寝取られシチュエーションあるよね」

「高校1年生が、なんでアダルト作品のシチュエーションを知ってるの?」

「いやぁ、ははは(笑)」

実際に、エロゲをしてる事と、成人向けの漫画とかも読んでなんて言えない。

◇桃谷商店街◇

「ん?」

本屋を出ると、南君がズボンのポケットからスマホを取り出す。

「ゴメン、ちょっと電話で喋って良い?」

「良いよ
それなら、その間だけコンビニで飲み物買っとくよ」

「うん、ゴメンね」

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