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この夏、君に溺れた

第3章 先生の部屋へ居候

そこで授業が始まって。

それ以上、美羽ちゃんと先生の話をする事はなかったけれど、実は先生から連絡が来て、一緒に暮らしているなんて言ったら、驚くかな。

そりゃあ、驚くよね。

だって、私だって驚いてるもん。




芽依

塾に行かないで、俺の傍にいて





先生の甘えた声。

急にどうしちゃったんだろう。

今も思い出すと、胸が締め付けられる。





ねえ、先生。

私、今目の前にある数式よりも、















あの時の先生の気持ちを解き明かしたいよ。

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