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一途とは 続編

第2章 受験






私は塾を辞める時に、山口tに健康になってほしいと、健康食品と青汁、あとはゆっくり安らげるようにとバスセットを贈った。
驚いて笑ってたなぁ

要らないですよ、こんなの〜とかふざけて言ってたなぁ…!


あとは、私の一生物の浴衣の余りの生地を切り取って作った御守り。
御守りの中に紙を入れて、そこに大切な言葉を書いたんだ。

なんだったかな。




そして、私は意を決して手紙を書いた。

その手紙の内容は秘密だ。


私史上最高の愛を込めて作ったんだ。
なんだか、胸に閉じ込めておきたいのさ。








もちろん、連絡先を手紙の最後に書いておいた。

連絡は来るわけないだろう。生徒とそんな関係になろうとしない人じゃないかなと思っていたし

とか思ってたけど



それが驚くことに来たんだよね。



その日一日中るんるんらんらんで誰と話すのも笑顔だったなーー!


だって、あんなに想っていた人と連絡先交換できたなんてさ!



こんなに想うのは山口tが初めてだしさ





不思議なくらいに想っていたよ。
なんでなんだろうね。




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