私淫らに堕ちます
第2章 脅迫
彼が近づいてくるだけで,周りの空気が柔らかいものへと変わる。
じっと俯いたまま彼が近づくのを受け入れた。一歩一歩近づく度に心臓が跳ね上がる。
ふと自分の顔のすぐ横から,追い求める香りが漂い,心臓の鼓動がさらに速くなった。
こんな脅迫されている場面なのに,耳元の彼の声に体の中心がキュッと疼くという反応に自分で自分の体を疑ってしまう。
「先生。安心して。キスのことは誰にも言いませんよ。ただ条件があるかな?」
「条件・・ですか?」
「そう条件。そうだな~,僕にキスしてよ。」
きっ・・・キス・・・?
思わず顔を上げるが,すぐ隣にある彼を見る勇気はない。
驚きの連続で思考もまとまらない。キスで脅されているのに,その代償としてキスを要求するという理不尽さに自分はどうすればいいのだろう。
「大丈夫。どうせ拒めやしないよ。」
頭の後ろから伸ばしてきた手が,私の頭を包み,彼の方へ振り向かせられる。とっさに体を強張らせ目を瞑った。
ンンッ
唇に柔らかい感触が触れる。何の変哲もないキスなのに,一瞬で全身に電流が走り,歓喜の震えに戸惑う。
今まで付き合ってきた彼氏と何度も経験してきたはずなのに,こんなことは一度たちとも経験したことのない。温かさと柔らかさが唇を通して伝わってくる。
ドキドキドキッ
心臓がバクバクと暴走し始める。きっと彼にまで聞こえてしまう。
じっと俯いたまま彼が近づくのを受け入れた。一歩一歩近づく度に心臓が跳ね上がる。
ふと自分の顔のすぐ横から,追い求める香りが漂い,心臓の鼓動がさらに速くなった。
こんな脅迫されている場面なのに,耳元の彼の声に体の中心がキュッと疼くという反応に自分で自分の体を疑ってしまう。
「先生。安心して。キスのことは誰にも言いませんよ。ただ条件があるかな?」
「条件・・ですか?」
「そう条件。そうだな~,僕にキスしてよ。」
きっ・・・キス・・・?
思わず顔を上げるが,すぐ隣にある彼を見る勇気はない。
驚きの連続で思考もまとまらない。キスで脅されているのに,その代償としてキスを要求するという理不尽さに自分はどうすればいいのだろう。
「大丈夫。どうせ拒めやしないよ。」
頭の後ろから伸ばしてきた手が,私の頭を包み,彼の方へ振り向かせられる。とっさに体を強張らせ目を瞑った。
ンンッ
唇に柔らかい感触が触れる。何の変哲もないキスなのに,一瞬で全身に電流が走り,歓喜の震えに戸惑う。
今まで付き合ってきた彼氏と何度も経験してきたはずなのに,こんなことは一度たちとも経験したことのない。温かさと柔らかさが唇を通して伝わってくる。
ドキドキドキッ
心臓がバクバクと暴走し始める。きっと彼にまで聞こえてしまう。