初恋ってどんな味?
第10章 新学期
「あっ!りんちゃん!!」
『んぅ??』と振り向くと...
ふわっとSHOくんに抱きしめられた
「りんちゃん、傷つきそうになったら逃げてもいいんだよ?いつだって俺は話聞くし、味方だから頼ってね」
それだけSHOくんは言うと
ほら!教室行きな〜!と私の背中をぽんっと扉の方へと押した
元気づけてくれたのかな...?
ちょっとドキッとしちゃった...
本鈴がなったけどSHOくんは教室には戻ってこなかった...
5限が終わるとSHOくんは教室へと戻ってきた
「ちょっとぼーっとしてたら寝ちゃってた〜」
えへへと笑いながら小声でそう言ってきた(笑)
『そうだったの?心配したよ〜、さっきの授業のノートみる?』
「えぇ、いいの?じゃあ...昼休み前のノートと交換だね」
そう言ってノートを交換した