初恋ってどんな味?
第2章 寂しい?
りんが自分から学校に行きたがるなんて
ほんとうに良かったよ...
『りんの言うバスケ部の先輩会ってみたいなぁ〜』
にやにやしながら言うと
「えぇ?!なんで?ただの先輩だよ?」
焦ったようにりんは言った
『え?りんの好きな先輩でしょ?』
「ちがうよ!!ただの先輩!!」
りんは早口で言った
『りん?りんはアイドルじゃないし恋愛禁止じゃないんだから恋愛していいんだよ?
てか、さっきの現場の人はみんなりんに好きな人いるって思ってると思うよ〜〜?』
「えぇ?!なんで?!」
『撮影してるときに、りんちゃん好きな人のこと
思い浮かべて?恋する顔だよ〜ってカメラさん言ったとき、ほんとにそんな顔してたよ?』
「...」
『先輩のこと思い浮かべたんじゃないの?(笑)』