蜜と獄 〜甘く壊して〜
第6章 【あなたに壊されたい】
「キャッ…!」
手枷が無くなった途端私を押し倒して逆に手を後ろにして背中の方で縛られてしまった。
交代には早過ぎる。
ホテルの脱衣所からタオルを持ってきてそれで目隠しもされました。
「へぇ、こんなのもある」なんて声だけして私には見えません。
ベットの上で正座したまま手の自由も視界も失いました。
「一崇さん……何を?」
そう聞いても暫く答えはありません。
不安になるじゃないですか。
ベットに乗り上げてくる気配を感じた瞬間、背後に居るとわかりました。
首筋に息を吹きかけられ「あん…っ」と喘ぐ。
「ジっとしてろよ?苦しかったら言え」
「え?なに?」
「悪いようにはしないから」
胸の上から何かを巻き付けているような感覚。
それはピンときました。
この感触は縄です。
縄で私を縛り付けるつもりですね。
胸の下にも巻き付けられ圧迫した頂に触れられたらイってしまうんじゃないかとさえ思う。
初心者だから優しくソフト縛りにしてくださいました。
「エロ……ヤバいよ、紗衣」
亀甲縛り……でしょうか。
オマンコにも縄が通り、それを一崇さんが引っ張ってクリトリスに擦り付ける。
「んっ……」
「もう1回舐めて貰おうかな」
その場で私の顎を持ち上げ口の中にペニスを挿れてきます。
顔を持たれ喉奥まで当ててくる。
「最高だよ……紗衣、すげぇ背徳感…っ」
手は使えないので一生懸命お口だけで奉仕する。
頭上から聴こえる喘ぎ声だけで下半身の縄が濡れていく。
頭を垂れての四つん這いで縄をズラして挿入されました。
「あぁっ……!はぁんっ……はぁんっ……んんっ」
「あぁ……締め付け過ぎだよ紗衣……加減してくれ…っ」
わかんない……でも気持ち良い。
頭の天辺まで快楽が走る。
電流が流れてるみたい。
目隠しされてても目の奥がチカチカして絶頂の波がすぐそこまでキテる。
「あんっ…あんっ……ダメ……もうイっちゃう!」
「イケよ、イっても終わらないけどなっ」
「あぁっ…!イクぅ…!あっ…あっ…イクイク…っ」