蜜と獄 〜甘く壊して〜
第3章 【秘密裏な罠と罰】
「ほら、紗衣の声で大きくなっちゃった…」
火照る顔を向けたらキスされて意地悪されるの。
「どうして欲しいの?」
「ハァ………欲しい、です」
「何処に?」
「ハァハァ………お口に」
「そうか、このお口でしゃぶりたいんだ?エロいな、神楽坂先生は」
今その名前で呼ぶのズルい。
ゆっくり振り向いてしゃがみ込む。
はだけたバスローブから反り上がるペニスを握り、亀頭を舐めた。
舌先で円を描くように回し舐め、目を合わせる。
「良いよ、好きにしなよ先生……あんな綺麗な文字書いた後に俺のしゃぶる顔めちゃくちゃエロいよ」
頭が勝手に動く。
欲しい……全部欲しい。
唾液も体液も混ざって全部。
ダメ……止まんない。
「激し………エロ…っ」
ギンギンに勃起したペニスを手コキしながらよだれ垂らしてフェラチオする。
喉奥に当たるたびにアソコが疼く。
コンドームの封を切った堤さんから「挿れたい」と言われ持っていたゴムを咥えた。
口で取られたゴムは舌の上に乗せ、そのままペニスにフェラチオしながら装着する。
「そんな事までするんだ、神楽坂先生は……とんだ痴女だね」
首に手を回して向かい合う。
焦っている訳ではないが急かしてみた。
「早く挿れなさいよ……欲しいのはそっちでしょ?」
堤さんが私を“先生”と呼ぶ時は何となく私が上の立場なような気がして少し命令口調になってしまった。
それが返って煽る結果なら願ったり叶ったりよ。
その後イかされ続けてまた意識を手放した事は言うまでもない。
どうにもこうにも堤さんには敵わない……みたいです。