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扉を開けて AN

第8章 もう少しだけ



丁度家の前に着いたところで
キッ、とチャリをとめて後ろを振り返るまーくん


「・・・誰かに聞いたの?」
「さっき1年生が話してた」

「・・・あぁ・・・。う~ん、でも大丈夫。
ニノちゃんが気にすることじゃないよ。
だってほら、ケガさせちゃったのは間違いなく俺のせいなんだから
治るまで責任持つのは当然だもん」
「・・・・・・」

「ね?だから大丈夫。勿論 一日も早く
ニノちゃんのケガが治るようにとは祈ってるけど 
俺の部活の事をニノちゃんが気にする必要なんてないんだよ」
「・・・・・・」







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