イラクサの棘
第16章 アナタニチカヅキタイ
「…潤っめちゃくちゃかわいいな。
ちゃんとつかまってろよ。部屋行くぞ。」
「うん、連れて行って…翔さん…」
ようやく出た囁き声
糖蜜のようなあまく蕩ける笑みで俺の名前を呼ぶ。
今夜は潤と俺の2人きり
ベッドに降ろしても背中に回した腕を
ほどこうとしない潤
ギュッと俺の背中にしがみついたまま。
「大丈夫だよ、何処にも行かないから離して。」
「翔さん…」
俺も潤も充分過ぎるほどに昂った状態
どうせなら2人一緒がいいだろう。
「潤、俺のここ、触ってみて。
すごいだろ?ほら潤と一緒だよ。」
「…あ、ぁんっ…ほんとだ…硬くて…
すごく…熱いね…」
「だろ?ほらこうしてくっつけてると
2人分の熱がすげえ…ヤバいなっ」
浴衣の裾を捲り、下着越しで擦り付けて
俺の勃起したカタチを分からせてやる。
亀頭部分でぐりぐり突いてやると
おずおずと潤の腰も揺れ始める。
「…ああ、っんん…翔さんっ…」
下着から俺自身を取り出して潤に握らせてやる。
俺も潤のモノを下着から取り出して
そっと握ってやった。
「ほら、俺ら2人ともガチガチで硬くて
先もぬるぬるだよ、俺も潤も同じだろ?」
「ひやぁ…ぁん…翔さんと…おんなじ?」
ぱんぱんに膨らむ双嚢もやわやわと
指先で優しく揉んでやると
喉をのけぞらせて悲鳴をあげた。
「…翔さぁ、んんだめ…っひぁっ!」
目尻から潤みがあふれそうで
ちゅくっと吸い取ってやってから
体勢を変えることにした。