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タイムが伸びない女子水泳部エース

第1章 大会2ヶ月前

 水泳部の顧問宮代哲平は声を上げていた。

「おい、休むなよ! 最後まで泳げよ!」

 声を上げている相手はエースの佐々木理子だ。

「はい。すみません!」

 理子は水泳部の大会の選手候補だった。

「2分33秒78か。まあまあだな」

「ありがとうございます」

「この調子で頑張れよ。2分30秒に入れば、優勝間違いなしだ」

「はい!」

 理子はこのまま練習を続けたが、この後ショックな出来事に遭う。

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