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刑事とJK

第6章 小犬



ゆうひは泣いていた


オレの腕の中でずっとずっと…





ゆうひの体は芯まで冷えきっていた

一体どれくらい長い間、雨に打たれ続けていたんだろう




温めてやりたい



泣かないでくれよ



頭を自分に押し付け、
肩から背中にかけてさすってやる




せめて、この震えが収まるまで…




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