刑事とJK
第56章 好かれるために…
『…どうしよっか…?』
「どうしよっかって、そんなの見るしかないじゃん…」
無事、ゆうひの友達の佳奈は大学受験に合格した
そのお祝いということで、ゆうひは佳奈の家にお邪魔していた
しかし、二人の話が盛り上がってくると
佳奈は突然何かを持ってきたのだ
佳奈のお兄さんの部屋にあったエロ本であった
そういうものを、ろくに読んだことのないゆうひ
興味は半分ある…
が、どうしても躊躇してしまう
『や、やっぱりお兄さんの部屋に返したほうがいいって!!』
「ゆうひちゃんはそれでいいのか!?
これ読んで、テクくなって、彼氏をぎゃふんと言わせたいとは思わないのかー!?」
佳奈はゆうひを道連れにして読む気満々だ
もう18か19という年だが、まともにエロ本なるものを
見たことがない二人…
『だって…』
「彼氏さん、ゆうひちゃんのことますます好きになるかもよ?」
『……///
…じゃ…ちょっとだけ』
「そうこなくっちゃ!!」
佳奈は一枚ページをめくった
『ぎゃあ///』
「ちょっと、こんだけで叫んでたら後がもたないでしょ?」
さらに一枚
さらに一枚
と、ページをめくっていく
『…やばい…
こんなこと…するんだ…///』
「知ってたけどね」
『えっ…!!』
佳奈はもうご存知でしたか…!?
あたしが遅れてるのか!!?