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刑事とJK

第57章 夢


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「そういえば先輩、最近はあんまり公園に行きませんよね?」


「ああ、まあな」



斉藤はコーヒーを一口飲んだ



「ゆうひちゃんとケンカでもしたんですか?」




「いーや」



缶を机の上に置き、どこを見るでもなく言った



「なんか、勉強するんだと」




「へー…
先輩、寂しいんじゃないですか?」




「別に」




「強がっちゃって」



斉藤はシゲに向かってペンを投げつけた



「何するんすかー!?」



「るっせぇ!!」





…あいつが何かに打ち込んでんのを

邪魔したくねぇからな







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『う~、疲れた~』


ゆうひは座ったまま伸びをした


しかし、後ろに反りすぎて椅子ごと倒れた



『ぎゃあっ!!』









起き上がれない




毎日毎日、益田さんに貰った本を読みまくる



バイトの時間以外は本読みに明け暮れた




知識はついてきた気がする




でもまだまだ




ってか、どれくらい知識をつけたら施設に行こうか?



『うーん…』





よし、預けた犬を見に行くっていう口実で
一回行こう!!




ゆうひは次の日、動物保護施設に向かった



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