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刑事とJK

第58章 破壊

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藤野は北区の事件現場に到着した



「…ひどい」



住宅街には、火が回っていた



火の明かりによって、黒々とした煙が空高く上がっていくのがわかる


消防隊がすでに駆け付けてはいるものの、
なかなか火は収まりそうにない



「もう火事はまっぴらだ…」




藤野は歯を強く噛んだ




「藤野刑事、
犯人は逃走しながら、火をつけ回っているという話です!!」


「目撃証言でもあったのか?」


「はい、火を免れた老人が、"黒い服を着た男がこの道を走って言った"と」



警官はその場にずっと進んでいる道路を指差した




「どんなイカれた奴だ…」



藤野はパトカーに乗り込んだ



「探すぞ!!」




パトカーを走らせ、犯人を追った



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