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刑事とJK

第61章 泣いてるの?


―――――――――――



「ちょっとあんた、さっさと縄解きなさいよ!!」



真理子は椅子の上でがたがたと揺れた



「もうちょっと大人しくしてよ、いやぁ///ってなってるとこが見たいんだから」



男は縛られた真理子を正面からジッと見る



「変態!!
悪趣味!!
消えろ!!」



「やぁだ」



「絶対殴ってやる!!」



ったく、泰輔はまだ助けに来ないの!?


部屋はガソリン臭いし、あたしは縛られてるし
一体どんなプレイよ!!!




「あ、ちなみにあんたの旦那さんなら来たよ?」



「え!!?」




「あんたが気を失ってる間にね、来たよ?」




じゃあ何で助けてくれないのよー泰輔ぇー!!!




「ついでに言うと、ちゃんと助けようとしてたよ。
俺があんたを人質に取ってたから、手を出せなかっただけ」



ええー…?




泰輔…疑ってゴメンね

真理子大失敗♪




つい、いつもの癖でペロッと舌を出してしまった



すかさず男はその舌に吸い付く




「ぎにゃああああー!!!
殺してやる、殺してやるうー!!!」




「へへへ~、あ、電話だ」



男は電話に出た



「え?…あーうん、わかったー」



さっさと電話を切ると、真理子の縄を解いてやった




「?」



「縛ってゴメンね、用事出来たから帰るよ。
旦那さんにもよろしく伝えといて」



「さっさと帰れ!!」




「冷たーい」




男は裏の窓から外へ逃げていった




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