
【リレー小説】ルイーダの酒場
第19章 はぐれメタル狩り
カネミツの罪的な嘘をまんまと信じ、ムトは男に戻れる希望を胸に、やっと手に入れた手綱を手に、仲間達とスキップスキップランランランしながら、馬車が売られていたバザーへと向かった。
しかしバザーは終わっていた。
なぜなら期間限定のバザーだったからだ。
「俺たちの苦労は一体っ……」
広場で呆然と立ち尽くすムトたちに、一人の男が近づいた。
「あんたら、遅いよ」
振り返ると、カールおじさんに六発ケリをいれたようなおっさんが馬車のそばに立っていた。
「あんたら遅いよ」と、カールおじ六発ケリ入れられ顔のオッサンに言われるのも、無理もない話だった。
なぜならムト達は、今まで……
流行り病を直すため、延々と病んでいる肛門達に薬を注入し続けたり。
モンバーバラに長々と滞在して、血の滲むようなレッスンを受けたり、楽しいショーを披露したり。
ようやく手綱を手に入れたと思ったら、思い付きでレベル稼ぎしようと、ずーっと塔の中ではぐれメタル狩りをしたり。
時折、『ルーーーー』とバグってやり直したりもしたりで。
かなりの時間を費やしていたのだから。
「なんだ、お前ら。ずっと遊んでたんか」
「遊びで、あかの他人の肛門に薬を注入したりせんわっ!」
しかし、ムト達はひどく感心をした。
『このオッサン。今日まで諦めずに、よくもまぁ俺達のことを待っていられたな』と。
しかしバザーは終わっていた。
なぜなら期間限定のバザーだったからだ。
「俺たちの苦労は一体っ……」
広場で呆然と立ち尽くすムトたちに、一人の男が近づいた。
「あんたら、遅いよ」
振り返ると、カールおじさんに六発ケリをいれたようなおっさんが馬車のそばに立っていた。
「あんたら遅いよ」と、カールおじ六発ケリ入れられ顔のオッサンに言われるのも、無理もない話だった。
なぜならムト達は、今まで……
流行り病を直すため、延々と病んでいる肛門達に薬を注入し続けたり。
モンバーバラに長々と滞在して、血の滲むようなレッスンを受けたり、楽しいショーを披露したり。
ようやく手綱を手に入れたと思ったら、思い付きでレベル稼ぎしようと、ずーっと塔の中ではぐれメタル狩りをしたり。
時折、『ルーーーー』とバグってやり直したりもしたりで。
かなりの時間を費やしていたのだから。
「なんだ、お前ら。ずっと遊んでたんか」
「遊びで、あかの他人の肛門に薬を注入したりせんわっ!」
しかし、ムト達はひどく感心をした。
『このオッサン。今日まで諦めずに、よくもまぁ俺達のことを待っていられたな』と。
