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【リレー小説】ルイーダの酒場

第3章 マジシャン パーム

パームはバニー姿の女性を見て、「よかったら、僕の助手になりませんか?」と声をかけた。

女性は「ここはルイーダの酒場です。仲間を増やしたいなら、声をかけて」と強く言った。

パームは「あ、俺、一緒に旅をしてくれる仲間が欲しいんだ。だれかいないか?」と改めてお願いした。

「でしたら、そちらのムト様はいかかでしょうか? 実は旅人登録をしていらっしゃる方がまだいらっしゃらなくて……」

受付嬢ルイーダの話を聞いて、ムトは鳥山明風に驚いた。

「そういうことは早く言えっての!」

ムトはパームを足の爪先から頭のてっぺんまで見た。

「あんた、戦闘の経験は?」

「せ、戦闘の経験ですか!」

パームはどう答えていいかわからず、原哲夫風に固まった。



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