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【リレー小説】ルイーダの酒場

第4章 遊び人 レミファ

すると、端の丸テーブルで一人で飲んでいた、仮面を被ったプラスマイナスの岩橋のような男が、

「おい姉ちゃん、俺の足もとまでガラスの破片飛んできてんだけど、これもし足に刺さってケガでもしてたらどう責任とるつもりだ、おぉっ!」

と声を荒げて、レミファに詰め寄ってきた。

「ごめんなさぁ~い。でも、ケガしてないですよね?」

「おいおい、なんだここの店、こんな謝り方の知らないガキを雇ってんのか?」

受付嬢ルイーダは「やだ、あれ、酒癖悪い武器商人、自称・トルネコの弟子とか勝手に言ってる男よ。実際は会ったことないのにね」と呆れていた。

そんな男の前に、ムトが指を鳴らしながら前に出た。


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