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【リレー小説】ルイーダの酒場

第13章 ヤマイの村

「うわっ! この人、病気がかなり進行しているぞ! 大丈夫ですかぁ!?」

「バカっ! これは人間じゃねぇ! くさった死体だっ!」

イワハシの天然のボケに、つかさずムトがつっこんだ。漫才のようなやり取りに、閲覧数が若干あがった。ヤスは、ほくそえんだ。

「俺に任せて!」とパームが出る。

「イナズマン!」

「イオナズンだろ! 呪文間違えてるし、そもそもまだ覚えてないだろ! いけ、レミファ」

ムトの呼びかけにレミファがでる。

「ザオラル!」

「いや、生き返るか! 死んでまた化け物になってんだよ! イワハシ、はにかむな!」

こうなれば、自分しかいないとムトは剣を構えた。

「ヤス、ヒロ、ちゃんと撮ってくれよ」

ムトは大きく剣を振り下ろした。
いい具合に入った。会心の一撃!

どうやら、病の原因はこいつが原因だったようだ。だが、腐った死体を倒したとて、病が収束するとは思えない。ムトはどうすればいいか、医師に尋ねる。

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