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【リレー小説】ルイーダの酒場

第13章 ヤマイの村

「そうじゃのう、ムカンの洞窟に湧くモデルナの水とキャクセン山に咲くファイザーの花をすり潰したのを……」

「ほら出た! 遠回しが多すぎて最初の目的忘れるパターン。待っとれ!」

2時間後……
水と花は用意出来た。

その間ムトは、すでにレベル20をこえていた。

「よし、これをこうして……」

医師はファイザーの花をすり潰し、モデルナの水と混ぜ合わせた。

「さあ、この薬を患者の……」

「飲ませるんだな!」

「いや、肛門から注入するんじゃ」

「こっ……肛門っ!?」

全員、鳥山明風でも、尾田栄一郎風でもなく、楳図かずお風にガビーンとして驚いた。

「えーやだぁー。せっかくキレイなお水とステキなお花で作ったお薬なのにぃー。お尻からラブ注入するなんて……」

「レミファ、『ラブ』は余計だ」

肛門注入を何気に可愛く表現するレミファに、ムトが、今では自慢のヒップをプリンプリンさせながら返した。

「さぁ、皆のものよ! 手分けしてこれを肛門にラブ注入するのじゃ!」

医師は両腕を広げて、声高らかに伝えた。

「……王様かっ。ていうか、レミファの表現気に入るな」


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