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『ありがとうを告げる日まで』

第1章 喧嘩から始まった中学校生活

人権作文、完成。
私はその子の作文を見るのが怖かった。

でも先生に「悪いことは書いてないから見てあげて」と言われてページを開いた。

長々と書いてる後に

『でも、1番大切なことがあります。これから仲を取り戻す中で、彼女のことをもっと考えていこうと思っています。本当の友達として、彼女の悩みなんかもしっかり聞いていきたいです。』

と、書いてくれていました。

私はその時気づきました。
自分が思っているより私のことを分かってくれる友達が居ること、そんな友達を大切にしないといけないこと。

先生に背中押してもらったおかげでグループの人達に謝ることが出来ました。

「ごめんなさい」

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