ナカまで愛でてトロトロに溶かして
第1章 【私、TL漫画家です】
「うん、今回も良いね、艶が出てる……これなら読者の期待も裏切らないだろう、OK!」
「ありがとうございます」
「これってプライベートが上手くいってるせいだったりする?」
「え?」
「さっきの元旦那さんと」
「ナイナイナイ、ナイです、たまたま今日来てただけですから」
「そう?ま、良い作品が仕上がれば文句はないよ、じゃあまた、詳細はメールする」
「はい、わざわざありがとうございました」
本当に風のように去っていった。
言いわぁ、仕事のデキる男って感じで。
そそくさと部屋から出てきた元夫の姿に一気に現実に戻される。
「ていうか毎回家まで取りに来るの?」
「うーん、時々かな」
「お前に気があるんじゃね?」
「やめてよ、仕事の人だよ」
「あー、俺酔わなきゃやってらんない、元嫁の男関係に嫉妬してる……コレどうしたらいい?」
いきなり股関触らせてちょっと勃起してる。
「やめなよ、もうそんな気分じゃない」
そしたらタブレットを取って読み始めた。
エッチシーンになるとゆっくり手が股関に伸びている。
読み終わったら問題のエッチシーンを見せてくる。
「コレしたい、もう誰かと試したの?こんなの描いたらお前ヤバかったろ?」
バックで抱き合う男女の飛び散る体液をリアルに描ききったもの。
「ちょっと、やめてってば」
強引なキスで押し倒され服の中に手が忍び込んでくる。
乳首を愛撫されたら溜め息は熱い吐息になり抵抗力を失っていく。
やめてよ、鍵山さん帰った直後だよ?
萎えたんだってば。
それでも乳首を舐められたら身体は反応しまくる。
自然と手は首に回って受け入れてしまうの。
気をつけなければならない。
股が緩くなる。
知ってるから余計に。
どんな形で、どんな長さで、どんな動きをするのかも知り尽くしている。
だから欲しくて欲しくて堪らなくなるの。
身体が覚えてるからこそ迎える為に濡れていく。
章介もまた、私の騎乗位が好きみたいで、持ち上げて乗らせてくる。
ゆっくり回ってバックになった。
この激しいピストンが一気に絶頂へと誘う。