ナカまで愛でてトロトロに溶かして
第8章 【栄光の座】
「そんな顔した鍵山さん超レアなので」
誂っているとやっぱり押し倒された。
大人な男が箍を外して雄になる瞬間が堪らないの。
獲物を仕留めにかかる肉食動物みたい。
その目で私を滾らせる。
もう喋らせまいと濃厚なキスで獲物に麻酔をかける。
身動き出来なくなったところを一気に食らいついて仕留めるのね。
そういう荒行もたまには悪くない。
鍵山さんだからこそ、許せるのもあるけど。
「もう我慢出来ない、挿れて良い?」
「珍しいですね、余裕ないの」
コンドームを咥えながら開けて着けてるそばから挿れてくる。
反り返る私を支えながら奥深く串刺しにするので堪らずポルチオイキしてしまう。
「挿れただけでイったの?悠も余裕ないじゃん」
「あぁ……あんっ…あっあっ…激し…っ」
「最初は強気でも、挿れたらこうなっちゃうもんな?何そのギャップ……煽ってんだろ?」
「あぁっ…待って、それすぐイっちゃうから……んんっ」
「え、ちょ、なに?今日の悠、ナカ凄いよ?いつもより熱くてトロトロで……めちゃめちゃ締まる…っ」
愛撫などされなくてもキスや余裕のない鍵山さんの姿だけでこんなに濡れて、一番欲しいところにダイレクトに刺激を与えてくれる。
こんな攻守交代なセックスに溺れてみたかった。
「あっあっ……イクっ」
「まだヘバんないでよ、悠、俺のセックスがどんなのかよくわかってんだろ?」
「ハァハァハァ………止まんないでもっとイかせてよ」
「また強気になっちゃって、今日は壊すよ?覚悟して」
「んんっ……あぁっ……あぁ、そこ……っ」
「わかってるよ、ココ好きだもんな」
重みのあるピストンで荒々しくGスポットとポルチオまで同時に刺激する。
こんなセックス、手放すわけにはいかないじゃない。
身体だけで心まで奪おうとする。
何度もイかされると覚醒するの。
起き上がり「ハイ、攻守交代」って騎乗位するのはどう?
私だってやられっ放しは性に合わないから。
「あぁ……凄い勃起してる」
「好きだろ?ビンビンだよ」
「んんっ……大きいっ……」
「ハァハァ……あっ…すげぇ……締まりすげぇな」