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妄りな昼下がり(仮)

第1章 雪

子供の頃から、貴女には独特の色気があるねと言われていました。
自分では気づかなかったけど、父は早くにいなかったから寂しくって男性に甘える癖がありました。
距離感が掴めずに困る毎日でした、それはクラスメイトの女の子や男の子に対しても同じで頻繁にボディタッチをしてしまうのです。無意識でした。私に好意を持つ異性、同性は顔を赤らめました。この子は私に気が有る・・とすぐに気付く事が出来ました。
自身は綺麗とか可愛いとかいう顔立ちでは無く、父譲りの丸顔と太い鼻筋、母譲りの冷たい目元で、到底美人と言える顔立ちではありませんでしたが、何故かいつも誰かが寄ってきてたように思います。胸の発育も良く、ブラジャーを買って貰えなかったので、体育の時間は12歳で86センチくらいある胸を揺らしながら運動していました。
しかし、一部の女の子、男の子からは猛烈に嫌われていました。目線仕草、全てに私が嫌いと語りかけてくるのです。
寂しかった記憶があります。

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