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瑠璃色の補習

第5章 補習Ⅳ(フェラチオの仕方)

瑠璃はだんだんと自分の気持ちに気がつき始めていた。

私、北沢先生のことが好きかもしれない。

瑠璃は最近学校生活で北沢のことを見かけると胸の辺りに違和感を覚えていた。
心臓が異様に早くなる感じ。
勉強中、無意識にノートの端っこに北沢丈瑠って書いたりもしてしまう。
これが恋っていうものなのだろうか?

それとも、性の授業のせい?
みんなペアの相手にはこういう気持ちになるものなのかな?

考えれば考える程瑠璃は自分の気持ちが分からなくなっていた。

でも、所詮は教師と生徒の関係。

先生は仕事で自分の授業をしているだけなんだから、その優しさを勘違いして、好きになったらしたら迷惑だと思い、気持ちを隠し補習に挑んでいた。

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